理科研

研究助成

平成30年度 理科研 生命科学研究助成 採択者のコメント

■ 早稲田大学:小林 航
■ 東京大学大学院:岩瀬 晃康
■ 名古屋大学大学院:鈴木 俊章
     
早稲田大学 /
理工学術院

講師
小林 航
<コメント>
この度は、平成30年度生命科学研究助成に採択頂きまして、心より感謝申し上げます。現在、私はクロマチンを基盤とした核膜孔形成機構について興味を持って研究を行っています。核膜孔形成には、クロマチンの基本単位であるヌクレオソームが重要であることが近年明らかになってきました。しかし、核膜孔複合体構成因子がヌクレオソームをどのように認識して結合するのか、その分子機構はわかっていません。そこで、核膜孔複合体構成因子-ヌクレオソーム複合体の立体構造解析を行なうことで、その認識機構を明らかにしたいと考えております。本助成を活用して、より一層研究に打ち込んでいきたいと思います。
東京大学大学院 /
医学系研究科 分子細胞生物学専攻 代謝生理化学分野


岩瀬 晃康
<コメント>
この度は平成30年度生命科学研究助成に採択いただき心より感謝申し上げます。私は多分化能を持つ心臓内神経堤細胞がどのようなメカニズムで多様な細胞に分化していくのかを研究しています。これまでin vivoの遺伝子発現解析では主に組織片を用いるために、主要な細胞集団の影響を強く受け、少数の細胞集団の検出には技術的限界がありました。本研究ではシングルセルレベルのトランスクリプトーム解析により、これまで見落とされてきた少数の細胞集団を明らかにし、心臓発生における個々の細胞性質や分化制御機構の解明を行います。貴社の助成を活用させていただき生命科学の基盤を作り、社会に還元していきたいと考えております。
名古屋大学大学院 /
創薬科学研究科 創薬生物科学講座 細胞薬効解析学分野


鈴木 俊章
<コメント>
平成30年度生命科学研究助成に採択して頂き、御礼申し上げます。私は、脳内の機能的な領域間のコミュニケーションについて、興味を持っています。特に視覚情報を処理する一次視覚野という脳領域と、より高次の情報を処理する領域に注目しています。その役割を調べるために、最先端の遺伝学的ツールを発現させることのできるウイルスベクターを、複数組み合わせることにより、特定の神経回路のみを抽出して解剖学的または生理学的な解析を行っています。本研究が達成されることで、これまで知られなかった情報処理機構が明らかになると考えられます。今回賜りました御支援を活用し、本課題達成を目指して研究に励みます。

※順不同。